ユーミンのコンサートで思い出した亡き母のこと。

あの当時エンディングノートとかあれば、想いは残せたのに…

私の母は、27年前の夏、交通事故で他界しました。

ユーミンのコンサートタイトル『深海の街』…

正しく深海の街へ連れて行かれました。

あの時が蘇りました。

前日母は、明日着ていくワンピースのアクセサリーが、

どちらが良いかを私に聞いてきました。

私はそっけなく「どっちでもいいんじゃないの…」と。

これが、私が最後に母とした会話になりました。

まさかこれが、最後になるとは思っていませんでした。

母は、今生きていれば91歳。

あの時何か言いたかったのかなぁ…とか、

あの時のアクセサリーを別のものにしていたら、人生変わっていたのかなぁ…とか。

時すでに遅しなのですが、その日以来私は、

後悔無く毎日を過ごそうと思っています。

想いとは人の心の中にあるもので、

伝えなければそれは誰にも知られることなく忘れられます。

もちろんそれはそれで良いのですが、

人生今日が最後ならば、伝えたいことはあるはずです。

今年の元旦に、今思う遺言書なる物を書き留めておこうと

決意しながら果たせませんでした。


まずはエンディングノート】

まずは、エンディングノートから書いてみようと思ったユーミンコンサート『深海の街』でした。

この記事を書いた人

松井玲子

相続トータルサポートぎふ代表。
岐阜市内の高校を経て大学へ進学し、卒業後は岐阜新聞社へ入社。
2003年より父の会社を受け継ぎ、保険代理店を経営。
身近な人、大切な人が相次いで亡くなり、44歳にして2度目の喪主を務める。
人の命は永遠ではないことを自身で経験し、
岐阜で相続で困っている人の助けになりたいという一心で、
2021年より、相続コンサルタントとして活動を開始。
趣味は美味しいものを食べること。

※毎週土曜日の朝に、ぎふチャンラジオ土曜日便(放送局:AM1431kHz / FM90-4MHz)にて「ラストメッセージ相続の窓口」を配信しています。
過去のアーカイブはYouTube「ラストメッセージ相続の窓口」でも視聴可能。